姫路の友人が伊藤若冲の展覧会を観たいという事で、一緒に行こうと約束していました。
ところがですね、この展覧会、大人気な上に会期が短く、連日待ち時間200分超えは当たり前という感じでした。
わがままで、友達甲斐がない私は、「そんな並ぶのはいやだ!」と観覧拒否。
でも友人には会いたいので、友人が見終わった頃に出会えるよう、出かける事にしました。
友人は朝4時起き、始発でやってきて9時から会場に並んでいました。
私は呑気に、「着いた~?」「並んだ~?」「進んだ~?」と、LINEで応援。
結局彼女が会場に入れたのは、午後の2時過ぎ。
見終わって4時過ぎに出てきた友人を、私は、「早く、ビール飲もう!」と待ち構えていました。
ところがですね、友人がその時の待ち時間「60分」を見て、60分はお得だから、私も並んで観てくるよう勧めてくれるんですね。
私が、「いやだ、ビールの方がいいっ」とだ駄々をこねてると、「わかった、ビール買ってきてあげるから、取りあえず並んで」と言うので、渋々並ぶことにしました。
友人は、走り回ってビールを探してくれたのですが、ソフトドリンクしかなく、ジュースとサンドウィッチを買って戻ってきてくれました。
それから、二人で話しをしながら列に並んで、結局友人は私が入場するところまで、つきあってくれたのです。
私は若冲鑑賞へ、彼女は一人で上野散策をして、姫路へ帰って行きました。
私、どんだけひどい友人・・・?
みなさん、若冲のどこにそんなに惹かれるのか、聞き耳を立ててながら、若冲作品の上半分を鑑賞したのでした。