今回の制作は友人からいただいた手すきの紙を見た時から始まりました。
ご両親の遺品を整理している中にあったものだそうです。
様々な木の皮や、植物で造られた紙たち。
その美しく雄弁な紙、そして1枚1枚にきれいに貼られた一文。
それを眺めていると、庭に植えられた木々や、丁寧に紙を漉いていらっしゃる姿は浮かんできました。
「family tree」は、「系図」の意味ですが、それだけでなく木々の引き継ぐもの、人との対話、
そして人が引き受けるもの、「もの」「ことば」そんなことに思いを馳せて制作しました。
手すきの紙に貼られた1文を連ねると、1編の詩のように美しいです。
紫陽花の木の皮で造った紙です
椿の木の皮で造った紙です
枝豆の殻で造った紙です
扶養の茎の皮で造った紙です
茗荷の茎で造った紙です
ミツマタの木の皮で造った紙です
ヒマワリの茎の皮で造った紙です
万年青の葉で造った紙です
千両の茎の皮で造った紙です
薔薇の枝の皮で造った紙です
松の木の皮で造った紙です
姫リンゴの木の皮で造った紙です
花菖蒲の葉で造った紙です
月桂樹の葉で造った紙です
梅の新枝の皮で造った紙です
イチョウの木の皮で造った紙です
リンゴ{紅玉}の木の皮で造った紙です
杉の皮で造った紙です
ラ・フランスの木の皮で造った紙です
李 [スモモ]の木の皮で造った紙です
桜ん坊の木の皮で造った紙です
梅の木の皮で造った紙です
桃の木の皮で造った紙です
老木吉野桜の枝から作った紙です
柿の木の皮で造った紙です
プルーンの木の皮で造った紙です



