三島演劇は地味ですので、いつも、席は取りやすいのですが、このお芝居はなんだか人気があって、急遽設けられた立ち見席で観ました。
鈴木亮平さん人気のようですね。
私、宮本亜門さんの演出作品を観るのは初めてでしたが、想像以上にいろいろ配慮が細かく、各役者さんへの演出が丁寧なのに驚きました。
亜門さんはこの戯曲にとても思い入れがあるのが伝わりましたが、役者さん方は、全く興味がないのもよくわかり、それだけに、宮本亜門さんの演出が素直に反映され、全体にまとまりの良い舞台だったように思います。
カタログにドナルド・キーンさんと亜門さんの対談があるのですが、これも面白くて、亜門さんは「癩王のテラス」の事を話したいのですが、キーンさんはあまり興味がないらしく、やっぱり三島戯曲の最高峰は「サド侯爵婦人」だよね、と言ったかみ合わない会話が繰り広げられておりました。
話は変わりまして、オリンピックが大好きなものですから、毎日、感動に溢れて観戦しているのですが、次回東京オリンピックの開会式演出は、宮本亜門さん?とか思ったりしました。
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