「もも」のお葬式は、ロンドンで行われました。
ご両親から、お葬式で読んでもらった詩を見せていただきました。
まるで、「もも」の言葉のような詩だと思いました。
日本語訳がみつけられなかったので、訳してみました。
美しい訳とメロディーの付けられたこの詩は、その後日本中で愛される歌になりました。
Do not stand at my grave and weep
Do
not stand at my grave and weep,
I am
not there, I do not sleep.
I am
a thousand winds that blow.
I am
the diamond glint on snow.
I am
the sunlight on ripened grain.
I am
the gentle autumn rain.
When
you wake in the morning hush,
I am
the swift, uplifting rush
Of
quiet bird in circling flight.
I am
the soft starlight at night.
Do
not stand at my grave and weep.
I am
not there, I do not sleep
私のお墓の前で悲しまないで
私のお墓の前で悲しまないで
私はそこにはいないから 私は眠っていないから
私は吹ぬける千の風に
雪の上のダイヤモンドの煌めきに
実った穂に降り注ぐ太陽に
優しい秋の雨になって私はいる
あなたが朝の静けさの中に目覚めるとき
私は気持ちを奮い立たせる一吹きの風に
円を描いて飛び 静かな鳥たちを元気づける
夜には柔らかな星の輝きになって私はいる
どうか私のお墓の前で悲しまないで
私はそこにはいないから 私は眠ってなんかいないから
(訳:安國麻衣)
みっちさんのご指導のもと、一部修正してみました。
う~ん、今回と前回の投稿は重いです...
返信削除Do not stand at my grave...はいい詩です。
こうして、日本語に訳しても、ちゃんと美しい響きなのは、
もともとが、いい詩だからだと思います。
(ちなみに新井満さんの訳詞は、単純化しすぎで感心しません)
ほんの一言いいですか。
the swift, uplifting rushは、やっぱり上昇気流を指しているのではないでしょうか。
そうだとすると、ここは、こんな具合ではどうでしょう。
私は、素早い上昇気流になって、
円を描いて飛ぶ、静かな鳥を押し上げる
みっちさん ありがとうございます!
返信削除そうなんです。
どこも、とっても悩んだのですが、ご指摘いただいたところは、本当に最後まで悩みました。
なるほど、上昇気流と捉えるのですね。
お休み明けに修正して見ます!
みっちさんにいただいたご助言で、このフレーズのイメージが出来てきて、なんとか自分の言葉にできないか、悩んでいるのですが、まだ悩み中です・・。
返信削除「,」があったので「the swift」を名詞と思っていましたが、形容詞なのですね。
みっちさんの案をすっかりいただけば良いのですが、せっかくなので、もう少し考えさせて下さいね。
おおっ、どうぞゆっくりと推敲なさってください。
返信削除ちなみに、Of quiet bird in circling flight.は、birdがcountableなので、『昭和の英文法』的には、居心地が悪いです。(笑)
どうもquiet birdsのようですよ。
みっちさん いろいろありがとうございます。
返信削除このuplifting rushを、現象だけではなく、「静かな鳥」や「目覚めるあなた」を元気づける、奮い立たせると解釈するのは無理がありますか?
ももがそんな感じの娘だったので、そういう表現にしたいのですが・・
何にせよ上昇するのは、良いことです。
返信削除ですからupliftingを、(例えば)気持ちを高揚させるという意味に取るのは、素晴らしい解釈だと思いますよ。(愉)
辞書にも、『an uplifting experience』は、『making you feel happier and more hopeful』とあります。(みっち愛用のLDOCEより)
まあ、あくまで参考ですが、こんな具合ではどうでしょう。
私は気持ちを奮い立たせる一陣の風、
円弧を描く静かな鳥たちを元気づける風
そうです!そうです! まさにそういうイメージです。
返信削除ありがとうございます!
参考にさせていただきます。
おーっ、いつの間にか、修正されてる。
返信削除とても、いい感じに仕上がったと思います。(嬉)
みっちさん 見つけて下さってありがとうございます。
返信削除こっそり、直してみました。
はい、ご助言のおかげです。