展覧会のお知らせ

<展覧会のお知らせ>

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2019年1月15日-28日

2014年11月14日金曜日

弱法師

先日、所用で神田に行ってきました。
同行した方に老舗のカレー屋さんに連れていってもらったのですが、その階下が古書店で、つい、こちらと目があってしまいました。


能楽「弱法師」の台本です。

この本、とても小さいんですよ。
左は普通の文庫本です。
手に携えて練習できるようになっているんでしょうね。

「近代能楽集」 三島由紀夫 新潮文庫

「近代能楽集」の「近代」の解釈は簡単ではないのかもしれません。
この中には、三島由紀夫による現代を舞台とした「弱法師」が収録されています。

お能の「弱法師」は観た事がないのですが、「近代能楽集」の「弱法師」は数年前にこちらの舞台を観ました。
2008年新国立劇場

この「弱法師」を演出された深津篤史は、今年7月、お若くして逝去されました。
ご冥福をお祈り申し上げます。




「でもですって?僕にそんんさ言訳はききませんよ。何が僕を納得させると思っているんです。言葉ですか?そんなものは霧か靄みたいなもの。目に見える何かですか?僕は盲らですよ。手に触れる何かですか?手に触れるものと言ったら凸凹だけだ。人間の顔、これもただの凸凹だ。」
                       
-「弱法師」 三島由紀夫



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