次の診察まで一週間、皆さんに「もう少しだね」と励ましてもらうのですが、すっかり弱気になっている私は、あまり楽観視しないでいようと思っています。
当初、ギブスは2週間程度と言われていたのが、長引いてしまったのは、先生から「ギブスの足のかかとだけなら付けていいよ」と言っていただき、松葉杖はこの、「かかとを着ける」と一気に楽になるので、調子に乗って歩き回ってしまいました。
で、その次の診察では、ちゃんと並んでいた骨が、ばらばらになって隙間ができてしまったんですね。で、その後は「かかと禁止」になって、けんけん生活が続いています。
そんな感じで、相変わらず全く使えない私なのですが、広島大学でインド哲学を学んでいる「ゆづ」が、今後の進路の事もあって、数日、我が家に滞在してくれる事に。
松本大洋原作の映画「鉄コン筋クリート」の上映会を、「鉄コン筋クリートからみる多文化共存、反拡張主義」みたいな感じで大学で行うので、そんな話もしたいとの事です。
嬉しいですね。
この漫画、雑誌スピリッツに連載されたのは、1993年で、「ゆづ」はまだ生まれていません。
小学校の頃、漫画ばっかり読んでいて、怒られた時、「漫画は必ず日本の文化になる!」と、漫画読みたさに無謀な主張をしたのが、現実となってきていると実感できて、喜んでおります。
映画は、2006年に制作されました。
この映画では、いろいろなものを秘めた宝町が丹念に描かれています。
作画監督のアニメーター久保まさひこさんは、写真家としても活躍されています。
私がお世話になっているパリの画廊でも、展覧会をされています。
残念ながら、直接お話する機会はまだないのですが・・。
「鉄コン筋クリートからみる多文化共存、反拡張主義」なのですが、これでは、まんま過ぎ、状況説明に過ぎないようです。
この漫画の主人公、シロとクロの見るものは、もっと先にあるのではないかと思います。
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