なぜか、私、ある時から、「観劇は三島戯曲に限る」という変なルールを自分に課してしまいました。
美輪明宏さんの舞台は、「黒蜥蜴」を3回、「近代能楽集 葵上 卒塔婆小町」を2回観ました。
(本当は、「毛皮のマリー」も「双頭の鷲 」も観たかった・・。)
美輪さんの舞台は、演出、美術、音楽すべて御本人によるもので、これが素晴らしい。
これは、1968年に発行された丸山明宏の「紫の履歴書」に序文として、三島由紀夫が執筆したものの一部です。
「君は人間の世の中に、まづ辛苦を見ずに、やさしさを発見した。それも荒々しい素朴なやさしさを。この果実の味は、以後の人生観を決定するものとなる。つまり、そのやうな荒々しいやさしさの鋳型によって、丸山明宏といふ、一人のやさしい荒々しさの嵐を創り上げること。人を苦しめる世間の悪意や俗悪は、このときから、君にとって、何かなくてはならなぬものになった。失意をも、蹉跌をも、かうした人生は自ら選んでゆくものなのである。」
近代能楽集 葵上・卒塔婆小町パンフレット 2017年
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