「さまよえるオランダ人」は、ハイネの「フォン・シュナーベレヴォプスキー氏の回想」の中のエピソードをもとに、ワーグナーによって書かれた物語です。
神を呪ったオランダ人船長は、永遠に死ぬことが出来ず、海をさまよい続ける。
けれど、永遠の愛を誓う乙女と出会う事ができれば、呪いから救済されます。
会場に入って着席、4階の一番後ろの席ですが、真正面でなかなか良い感じです。
しかも、一番後ろというのが、とても良かったというのが、後でわかりました。
歌舞伎などもそうですが、後方の席ですと、どうしても舞台を見ようと前乗りになります。
そうすると、後ろの人が見えなくなってしまいますので、この日も係の方から、背もたれに頭を付けてみるよう、何度もお願いがありました。それが、一番後ろですと、遠慮無く乗り出せます。オーケストラピットとかは、見えないですが、とても良い席でした。
暗転して、序曲から始まります。
灯りが付いている時は、いろいろなものが目に入ってしまうのですが、舞台の幕も上がっていませんので、ここは音に集中して味わえます。
生のオーケストラの音を聞くだけで、結構ぞくぞくしますが、特にこの導入部好き・・。
これから、繰り広げられる物語を思いながら、わくわく楽しみます。
幕が上がりますと舞台装置も、壮大で美しい。
ひびのこずえさんの衣装デザイン、素敵です。
第一幕は、ダートランド船長とオランダ人が出会い、オランダ人の財宝を見せられ、娘を引き合わせる事を約束するという場面。
この1幕は、船長と水夫、ひたすら男子男子。
SOLTIのCDでは、そうではなかったと思いますので、少し演出が違うようですね。
ダートランドとオランダ人、バリトンとバスの堂堂たる歌唱で海の男!て感じです。
でも、いかつい船長が、二人で歌い上げる図は、ちょっと笑える。
結局1幕目は、女子は一切登場せず。
これで、かなり女声が聴きたい!感が盛り上がってきます。
つづく
おおっ、素晴らしいレポートでした。(^^ゞ
返信削除オペラは、やっぱり実際に観るのが一番ですよねぇ。
愉しまれたようで、何よりです。
>トイプードル系たくさん...
これは面白い。(大笑)
なお、みっちも4階席の愛用者です。(笑)
みっちさん 本当っオペラ楽しかったです!
返信削除おっしゃる通り、実際に観ると全然違います。
総合芸術ですねえ。
今度は「ラインの黄金」行こうかと思ってます。
またまた楽しみが増えました。
これもみっちさんにいろいろ教えていただいたお陰です。
ありがとうございます!