展覧会のお知らせ

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2019年1月15日-28日

2011年11月16日水曜日

ヴァン・ゴッホ事故死説


「なになに論」というのは、あまり好きではないのですが、この本はすばらしいと思っています。
でも、やっぱり「ゴッホ論」ではないのかなあ。
こちらの本や、アントナン・アルトーの事は後述という事で・・。

「ヴァン・ゴッホ」アントナン・アルト- 筑摩叢書 
その後 ちくま学芸文庫になってます amazon で古書なら手に入るかも


自殺が定説となっているゴッホですが、最近、事故死説が報道されていました。
緻密な取材で知られる研究者によって著された、ゴッホの伝記にその記述があるそうです。
こちらの本は読んでいませんし、今となっては真実を知る術もないのかもしれませんが、私はこのニュースを聞いた時、すんなり、そうなんじゃないかなと思ってしまいました。

ゴッホは、狂気の部分が多く語られますが、実はものすごく丹念に画材を研究する人で、特に、油絵具の配合については、随分研究していたそうです。
そして、その成果は現在の作品をみれば、一目瞭然です。
時間の経った油絵をみると、どんな名画でも褐変した油の膜に覆われて見えるものが多いですが、ゴッホの作品は全く違います。
初めて、実物のゴッホ作品を見た時、油絵具ってこんなに輝くものか、と驚きました。

ですので、とても単純な話なのですが、ゴッホ自身も、自分の作品が時間を経てどうなるか見届けたかったのではないかなと思うのです。

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