レコードが聴けるようになって最初に聴いたのが、これです。
「クラブサンとその歴史」という事で、1600年頃から1900年代にかけての、チェンバロの楽器そのものに焦点を当てたレコードです。
蛇足かもしれませんが・・、クラブサンはフランス語、チェンバロはドイツ語、ハープシコードが英語です。
正確には、クラブサンは楽器の前がハープ状になったもの、ピアノでいうとグランドピアノのような形体のもので、すこし簡易ものは、スピネットと呼ばれるようです。
このレコードでは、どちらも紹介されています。
1900年代以外の楽器は、この録音のために演奏できる状態にし、それぞれの楽器に適した楽曲を選曲したとの事です。こういう風に書くと、なんだかしかめっ面をして聴かなくてはいけないようですが、そんなことは全くなく、音楽としてとても楽しめます。
クラブサンが、その容姿のままに、鍵盤楽器と弦楽器の美しさを併せ持ったすばらしい楽器であると教えられました。
このレコードあまりにすばらしいので、CDになっていないのか調べてみますと、2003年と2008年にCDとして再販されているようです。
楽器の写真も美しく、解説も興味深いもので、とても価値ある1枚だと思います。
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