展覧会のお知らせ

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2019年1月15日-28日

2015年10月6日火曜日

祝 ノーベル賞_微生物

大村智先生がノーベル医学生理学賞を受賞なさいましたね。
おめでとうございます!

大村先生は、微生物の創る化合物を探索し、多くの種を発見され、それらは医薬品などとして実用化されています。
川奈のゴルフ場の土壌から採取した放線菌(Streptomyces avermectinius)がエバーメクチン(Avermectin)を生成し、それを改良したイベルメクチン(ivermectin)が、熱帯病のオンコセル症(onchocerciasis)の特効薬となり、多くの患者さんが救われたそうです。
すばらしい研究ですね!

私、以前、現在多くの食品に使用されている有名な糖アルコール甘味料の、微生物による酵素発酵での生成法を確立された先生の研究室で働いていた事があります。
その研究室でも、いろいろな土壌や排水などから微生物を採取し、培養、分析するという作業の繰り返しでした。
微生物研究は、本当に地味で地道なものだと思います。

 こちらは、大村先生の母校山梨大学に「生命環境学部」が設置された時の記念のワインです。

山梨大学には、「ワイン科学研究センター」があり、ワインに関する研究室もたくさんあります。
大村先生も、山梨大学でワインが微生物によりアルコール発酵する様子を目の当たりにして、微生物のすごさを実感し、微生物研究に進まれたとの事です。(すてき!)
ずっと、とってあったこのワイン、お祝いに飲んでしまおうかと考えているところです。

スポーツ、芸術などにも造詣の深い先生で、私財を投じて美術館を設立されたり、美術大学の理事をなさったりもしているんですね。
女子美術大学のホームページに掲載されていた言葉です。

「科学と芸術はともに《創造》と《想像》の両方が不可欠であり、その融合が人類の未来を好ましい方向へ導く」
だそうですよ。

なんだかんだで、今回はひときわ嬉しい受賞でした。



以下のホームページを参照させていただきました。





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