父のレコードをなんとなく順番に聴いているのですが、思わず釘付けになってしまったこちら。
HOROWITZ
SCHUMANN
Kreisleriana
and
Variations on aTheme by Clara Wieck
Analog
Record
そりゃ「ホロヴィッツ」ですから、という事なのかもしれませんが・・。
特に、「クララ・ヴィークの主題による変奏曲」がすばらしく、気が遠くなるような美しさです。
これは、後にシューマンの奥さんとなるクララ・ヴィークが主題を提供して作られた曲です。
CDでは「子供の情景」「クライスレリアーナ」などが、収録されているものが一般的なようで、このレコードと同じ構成になっているものは、輸入盤しかないようです。
こんなに、はなまるがたくさんついているレコードなのに残念ですね。
シューマン「クララ・ヴィークの主題による変奏曲」「クライスレリアーナ 作品16」
ピアノ:ウラディミール・ホロヴィッツ
ホロヴィッツの「憂鬱」について、吉田秀和のこんな言葉が解説にありました。
「私は、彼がひくと、音楽がみんな悲しくきこえるなどといっているわけではありません。そうではなくて、彼できくと、音楽の『音』というものが心にしみわたってきて私たちを感動さす、その時の純粋な響きの中に何か限りのないものへの憧れとでもいったものを目ざます力があり、それをロマンチックな憂鬱とよんだのです。」
-吉田秀和
Rest in Peace
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