展覧会のお知らせ

<展覧会のお知らせ>

Galerrie SATELLITE
2019年1月15日-28日

2012年6月11日月曜日

TORU TAKEMITSU_NOVEMBER STEP


父所蔵のレコードの中から出てきた1枚です。

「NOVEMBER STEP」 武満 徹 

武満徹「ノヴェンバー・ステップ」は、琵琶、尺八、オーケストラで演奏される楽曲で、小澤征爾さんにより初演された事でも有名です。

こちらは、初めて小澤征爾さんの手を離れ、外国人指揮者によって演奏されたものです。
いわゆる現代音楽というと、不協和音が多く、聴きづらいと思われがちですが、この楽曲、それぞれの楽器の共鳴がとても自然で、悠久、不朽の美しさです。

また、このレコードB面は、オリヴィエ・メシアンがアンドレ・マルローからの委嘱で作曲した「されば われ 死者のよみがえるを 待ち望む」。
同じ管弦楽団の演奏とはいえ、この2つの作品が、1枚のレコードに収められているのは、AB面があるレコードならではの、かなりの離れ業だと思うのですが・・。

「NOVEMBER STEP」 ジャケットデザイン 宇佐美圭司


そして、このジャケットのデザインは宇佐美圭司 さんによるもの。近年は「制動(ブレーキ)・大洪水」という主題で制作されています。


「洋楽の音は水平に歩行する。だが、尺八の音は垂直に樹のように起こる。」

「ノヴェンバー・ステップについて」 -武満徹

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