「日本人養成講座」三島由紀夫 パサージュ叢書
1999年発行で、現在は絶版の三島由紀夫「日本人養成講座」、今年、表紙も変わって再出版されたようです。
震災後の日本人に向けてという事でしょうか。
この本、「小説家の休暇」や「蘭稜王」からの抜粋で、ちょっと「良いところ取り」過ぎやしないかなと思う内容です。
最終項は「おわり方の美学」という事で、かの有名な「私の中の25年」で終わっています。
女優の松村英子さんの「巻末エッセイ」
「演劇の社に重なるのは三島先生のお顔ですが、もう復讐の女神(ネメシス)はなだめられて欲しい。この女神の国になって久しい日本、滅びきった日本に、新しい未来が開ける女神が欲しい。」
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