BOOK-OFFで、こんな素敵なものを見つけました。
HOROWITZ plays SCARLATTI
ホロヴィッツによるスカルラッティです。
スカルラッティは、バッハと同時代のイタリアの作曲家で、これらのソナタは、もともとポルトガル王女マリア・バルバラのためにかかれたチェンバロ曲です。
ホロヴィッツは、スカルラッティの曲を愛し、自身のコンサートでは必ず演奏したそうです。
HOROWITZ plays SCARLATTI
以前、ホロヴィッツのシューマンのレコードをご紹介した時に、吉田秀和の「ホロヴィッツの憂鬱」という言葉を引用いたしました。
シューマンの演奏には、まさにぴったりの表現だったのですが、このスカルラッティは、また印象が違います。
透明な明るさがあり、そのまま天上へ向かうような美しさです。
ホロヴィッツ自身もシューマンから受けるものと、スカルラッティから受けるものでは、違ったのではないかと感じます。
それが、南ヨーロッパの空気感であったり、イタリア人の血の持つ高揚感によるものなのかもしれません。
HOROWITZ plays SCARLATTI
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