Pélerinage à l'île de Cythère Jean-Antoine Watteau (部分)
三島由紀夫の「ワットオの《シテエルへの船出》」の中に、
「サウトマンの版画『魚類の奇跡的牽引』から取られたといわれる若い裸形の舟子の姿」
という表現があり、「サウトマンの版画『魚類の奇跡的牽引』」て??と思っておりますと、「みっち」さんが教えて下さいました。
私はかなりとんちんかん(死語?)なものをご紹介していたのですが、その事は水に流して、「みっち」さんのご紹介下さったものをご覧下さいね。
まさに同じ姿の舟子が描かれています。
「シテエルへの船出_三島由紀夫」のコメント欄から転記させていただきます。
「さて記事中のサウトマンの版画『魚類の奇跡的牽引』ですが、これはメトロポリタン美術館所蔵のMiraculous Draught of Fish(Pieter Soutman)ではなかろうか、と思います。
以下URLです。(先頭のhを省略しています)
ttp://www.metmuseum.org/Collections/search-the-collections/386324?rpp=60&pg=1&rndkey=20130726&ft=*&where=Netherlands&who=Peter+Paul+Rubens&pos=20
みっち注:draughtを『牽引』と訳しているのですが、これは『漁獲』の方が良さそうですね。(笑)」
みっちさんのご紹介下さった作品を見て、タイトルを「魚類の奇跡的漁獲」とすると、これは、ルカの福音書に記されている「大漁の奇跡」の場面だった事がわかりますね。
みっちさんいつも貴重な情報をありがとうございます。
関連記事:「シテエルへの船出_三島由紀夫」 「大漁の奇跡」
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