展覧会のお知らせ

<展覧会のお知らせ>

Galerrie SATELLITE
2019年1月15日-28日

2013年9月30日月曜日

秋明菊_花

秋明菊の花が咲いてきました。

「シュウメイギク」 キンポウゲ科 イチリンソウ属  Anemone hupehensis var. japonica

蕾がついてから、1ヶ月かけて花開いてきたんですね。

関連記事:「秋明菊_蕾

2013年9月27日金曜日

ススキ_ヒガンバナ

ススキと、ヒガンバナいただきました。

 
ススキ ヒガンバナ

 イネ科 ススキ属 Miscanthus sinensis

ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 Lycoris radiata


2013年9月26日木曜日

藤松博展_松本市美術館

小川稔さんから、ご案内をいただきました。
小川さん、今年から松本市美術館の館長さんにもなられたそうです。

画像はクリックで大きくなります。

関連記事:「胡椒亭」「原良介展_茅ヶ崎美術館」「Family Tree_武満徹

2013年9月25日水曜日

ワイヤープランツ_花_実

ワイヤープランツの花が咲きました。
小さいです・・。

タデ科ミューレンベッキア属 Muehlenbeckia complexa

こちらは実です。 
葉が1㎝ほどですので、これも小さいです。


ワイヤープランツはどんどん伸びて、伸びたところに根を生やして増えて行きます。
繁殖するのに、花や実はあまり必要ないため、こんな秘やかな姿になったのかもしれません。


2013年9月24日火曜日

タマスダレ

タマスダレが咲いてます。
雨の後に、ぱっと咲くので、レインリリーの別名があります。
ヒガンバナ科タマスダレ属 Zephyranthes candida 

2013年9月21日土曜日

ハナトラノオ

ハナトラノオをいただきました。

シソ科ハナトラノオ属 Physostegia virginiana

「虎の尾」の名を持つ植物はオカトラノオや、イブキトラノオなどたくさんあります。
ハナトラノオは、茎が四角い事から、カクトラノオとも呼ばれます。


2013年9月20日金曜日

奥村幸弘_2013

奥村幸弘さんから、展覧会のご案内をいただきました。



2013年9月19日木曜日

復活「最後の晩餐」_画法

最初にも書きましたが、この作品は本来壁画には不向きだといわれるテンペラの技法で描かれています。
そしてその事は、この本でも、他の記述でも「大きな失敗」と言われています。
でも、私は個人的には、そうは思えないのです。

「復活『最後の晩餐』」 

もともと、壁にテンペラというのは、定着させるだけでも困難だと思われます。

けれど、短時間で描き上げる必要があり、壁材と顔料を一体化させるという、物質性と表層性の境界が曖昧なフレスコの技法では、レオナルドの望む表現は不可能だった。
そして、敢えてテンペラを選択し、その定着のために、下塗り、上塗り、テンペラの配合など研究し、制作されたものと思います。

「復活『最後の晩餐』」 

その後の過酷な保存条件や、繰り返し行われた無謀な修復や加筆を鑑みると、500年以上の時を経た今、この状態であるという事は、レオナルドの試みは、そういう言葉でいうなら、「成功」なのではないでしょうか。

2013年9月18日水曜日

復活「最後の晩餐」_足

こちらは、1999年にコンピュータ・グラフィックスによって再現された「最後の晩餐」です。

この復元図を見て最初に持った違和感は、中心下部のキリストの足の部分です。
これまでのイメージでは、ここには、なにやら石版のようなものがあるように思っていました。
けれど、この復元図も、Giampietrinoの模写も、テーブルクロスの下の部分が鮮明に描かれています。

「最後の晩餐」コンピュータ・グラフィックスにより再現図

この絵はもともと、ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁画として描かれたもので、その部屋は普通に食堂として使用されていたんですね。
そして、1652年には、この部分をくりぬき、食堂と台所の間を出入りするための扉を設けたそうです。

「最後の晩餐」 修復前

この白い部分はくりぬかれた跡なのですね。
当時は当たり前だったのかもしれませんが、今から思うと信じがたいです。

「最後の晩餐」 修復後

この足元は実に雄弁で、上半身同様、キリストの静かな姿と、弟子達の騒然とした様子が描かれています。
この部分が描かれているのといないのでは、全くこの絵の全体感が変わります。 

「最後の晩餐」コンピュータ・グラフィックスにより再現図

「この修道院の処置は信じがたいものだが、当時この晩餐図はすでに鑑賞に堪えない状態になっており、とくに画面の下のほうは真っ黒で、戸口を設けてもたいした影響はないと判断されたのだろう。」
-片桐頼継

2013年9月17日火曜日

復活「最後の晩餐」_魚料理

修復後の作品をみますと、みっちさんがご紹介下さったGiampietrinoの模写はかなり正確なものだった事がわかります。
ただ、いくつか違う部分が・・
ひとつは、キリストの口が開いていなかった。
もうひとつが、この魚料理が描かれていなかった事です。

「復活『最後の晩餐』」 修復後のメインディッシュ


これまで「最後の晩餐」のメインディッシュが何かよく解らなかったのですが、洗浄により魚であった事が明らかとなりました。

「ギリシア語で『イエス・キリスト・神の・子・救世主』と綴り、覚悟の頭文字をつなぐと『魚』という語となる。また水の中を泳ぐ魚は洗礼を受けるキリストの姿を想像させる。そこから魚はキリスト自信の象徴とみなされるようになった。」
-片桐頼継

Giampietrinoが、どうしてこんな大切な点を描き違えたについては、こちらのコメント欄に興味深い推察がありますので、ご参照下さいね。

関連記事:「復活『最後の晩餐』_タペストリー

次回は驚きのキリストの足についてです。(ここまでもかなり驚いていますが・・)

2013年9月14日土曜日

4人展_追憶

畠山容子さんより、展覧会のご案内をいただきました。


2013年9月13日金曜日

復活「最後の晩餐」_タペストリー

修復前はただの茶色い矩形にすぎなかった部分に、修復により、一部、花柄のタペストリーが現れました。
「復活『最後の晩餐』」 修復後のタペストリー

このタペストリー部分は、1700年代の修復で、全く違うアラベスク模様に描き変えられていました。
下の写真の右ページ、右側がレオナルドの描いた花柄の復元図、左側が描き変えられた模様です。
なんとも大胆な修復を行ったものですね。
「復活『最後の晩餐』」 タペストリーの加筆部分とオリジナル

「八枚のタペストリーのうち、オリジナルの花柄が発見されたのは、わずかに左端の一枚からだけで、他の七枚にどのような柄が描かれていたのかは、もはや知るよしもない。もしかしたらレオナルドは、それまでに観察したあらゆる種類の花を披露するために、八枚のタペストリーすべてに異なる花柄を描こうとしていたのかもしれない。」
-片桐頼継

2013年9月12日木曜日

復活「最後の晩餐」_キリストの口

修復後、レオナルドが描いた本来の姿が現れました。
それまで知られていなかったいろいろな発見もありました。
みっちさんにご指摘いただいた部分を中心に、何点かご紹介させていただきます。

記述は、片桐頼継著「復活『最後の晩餐』」に則っています。


修復前はイエスの口元については、形状がよくわかりませんでしたが、修復により、口を開いて何か言葉を発している事が明らかになりました。
そして、その言葉により、この絵に描かれている騒然とした状況が生まれたという事になります。

「復活『最後の晩餐』」 修復後のキリスト

「イエスの言葉が音の波あるいは洪水となって、左右に座す弟子たちを巻き込んでいく。したがってイエスの口が音源であることがはっきり明示されなくてはならない。そこに科学者でもあったレオナルドの信念があり、『沈黙の芸術』である絵画に音声力学あるいは水力学の原理を導入しようという芸術家レオナルドの斬新かつ野心的な発想がある。」
-片桐頼継

関連記事:「よみがえる最後の晩餐」コメント欄を参照して下さい
復活「最後の晩餐」_タペストリー」に続く

2013年9月11日水曜日

復活「最後の晩餐」_修復

1977年から1999年にかけて、大規模な修復作業が行われました。
これは、加筆ではなく除去の作業だったそうです。

こちらが、その修復後の「最後の晩餐」です。

「復活『最後の晩餐』」 修復後

この修復作業は、過去に行われたものと概念そのものが違ったそうです。

「過去のおいては、『名画がそこに存在する事』が重要だった。
今日の修復は、「歴史的文化財を保存」する事に主眼を置いている。」
-「復活『最後の晩餐』」 片桐頼継

ただ、この概念の違いは、図らずも逆の結果を招いているようにも思います。

復活「最後の晩餐」_キリストの口」に続く

2013年9月10日火曜日

復活「最後の晩餐」_片桐頼継

先日、たまたまコンピューターグラフィックによる「最後の晩餐」を見る機会がございましたので、その復元画像を作成した片桐頼継の著作を読んでみる事にしました。

「復活『最後の晩餐』」 片桐頼継 小学館


ルネサンス期の壁画は漆喰が乾かないうちに描き、顔料を壁に染みこませて堅牢な画面を作る「フラスコ」で制作されています。

ですが、「最後の晩餐」は、通常は板などに描く「テンペラ」で描かれていました。
これは、画面の表面に顔料を定着させているだけですので、湿気などにより、顔料の層が剥落してしまいます。

「最後の晩餐」 修復前

そのため、「最後の晩餐」は補筆が、繰り返し行われました。

それは、もうレオナルド・ダ・ヴィンチの作品とは呼べないような状態だったそうです。

関連記事:「よみがえる最後の晩餐
復活「最後の晩餐」_修復」に続く

2013年9月9日月曜日

畑中 優 展_2013

畑中優さんより、展覧会のご案内をいただきました。
秋の展覧会シーズンですね。



2013年9月6日金曜日

向日葵_百合

お花をいただきました。
「ヒマワリ」 キク科 ヒマワリ属

「ユリ」 ユリ科ユリ属
立派なピンクカサブランカですね。

2013年9月3日火曜日

よみがえる最後の晩餐

ちょっと所用でこちらの大学にお邪魔しておりました。


香雪記念館という建物な中に入りますと、どどんとこのような写真が。
「香雪記念館」

これは、実践女子大学の、片桐頼継教授が、「よみがえる最後の晩餐」というテレビ番組のために制作した復元画像だそうです。
(クリックで写真は大きくなります。)

こちらが、修復後の原作を撮影したもの。

(クリックで写真は大きくなります。)

 こちらが、コンピュータ・グラフィックによる想像復元画像だそうです。


2013年9月2日月曜日

ペーパームーン_2

もう一回「ペーパームーン」です。
今度は、なんとかピントはあってますか?

「ペーパームーン」

このバラ、とても繊細で、蕾を付けてもなかなか綺麗に開きません。
なんの技もないので、蕾が付いたら、ひたすら応援です。