展覧会のお知らせ

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2019年1月15日-28日

2013年9月10日火曜日

復活「最後の晩餐」_片桐頼継

先日、たまたまコンピューターグラフィックによる「最後の晩餐」を見る機会がございましたので、その復元画像を作成した片桐頼継の著作を読んでみる事にしました。

「復活『最後の晩餐』」 片桐頼継 小学館


ルネサンス期の壁画は漆喰が乾かないうちに描き、顔料を壁に染みこませて堅牢な画面を作る「フラスコ」で制作されています。

ですが、「最後の晩餐」は、通常は板などに描く「テンペラ」で描かれていました。
これは、画面の表面に顔料を定着させているだけですので、湿気などにより、顔料の層が剥落してしまいます。

「最後の晩餐」 修復前

そのため、「最後の晩餐」は補筆が、繰り返し行われました。

それは、もうレオナルド・ダ・ヴィンチの作品とは呼べないような状態だったそうです。

関連記事:「よみがえる最後の晩餐
復活「最後の晩餐」_修復」に続く

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