このブログは、時系列無視、分野も無視、それぞれにお詳しい方にとっては、全く「今更」な話題ばかりになるかもしれません。
で、今年は吉田健一生誕100年なんですね。
「吉田健一」道の手帳 河出書房出版
この本の中で金井美恵子さんと対談されている丹生谷貴志さんは、私の敬愛する思想家です。
ヨーロッパ文学の評論や、食やお酒のエッセイが取り上げられる事が多い吉田健一の、小説に焦点を当てた対談となっております。
「吉田健一の不思議さというか奇妙さは、近代日本の文学や批評の中心にあった『葛藤』や『不可能』あるいは『乗り越える』というテーマを一切持っていないところにあると思うんです。」
「吉田健一が小説を書く時をめぐって」 -丹生谷貴志
「ヨオロッパの世紀末」吉田健一 筑摩叢書
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