I loved to set foot in all those regular suburban houses and catch sight of the shag rugs and La-Z-Boy armchairs with kids playing Monopoly and grandmas baby-sitting and all those wonderful, ordinary and starry scenes of everyday life. Many, I know, would argue that these things seem like no big deal. But to me they were mesmerising.
「僕の帽子に対する愛は"ビリージーン"のずーと前から始まっていた」なんて書いてありますね。
私は皆さんの同情を得ようとして、このような事をお話しているわけではありません。
「Moonwalk 」 Michael Jackson
「僕の帽子に対する愛は"ビリージーン"のずーと前から始まっていた」なんて書いてありますね。
Oxford Speech by Michael Jackson_2
今夜、私は皆さんの前にポップの象徴(とりあえず、それがどういう意味であっても)としてではなく、世代の象徴としてまいりました。世代というのは、だれもが到底もう子供とは思えないそういう世代です。
私達のすべては、子供時代による創造物です。
けれど、私は子供時代の欠落した創造物です。
両親や親戚の愛情に恵まれ、世の中の事を気にする事なく、ふざけてはしゃいだり、最大の関心事が月曜日の朝にやってくるスペリングのテストのために勉強しなくてはいけない事だったり、そのような貴重ですばらしい時代が私にはないのです。
皆さんご存じだと思いますが、私はたった5歳の頃からジャクソンファイブとして、そして、その後もずっと活動してきていました。踊る事や歌う事を止める事はありませんでした。
パフォーマンスする事や、音楽を創る事は、疑う事なく私に大きな喜びをもたらしましたが、子供の時は、それより普通の小さな男の子がそうであるような事を望みました。
木の家を作ったり、水風船で競ったり、友達とかくれんぼをしたりといったような事です。
「LIFE MICHAEL 1958-2009」
しかし、運命はそうさせてくれませんでした。
私にできるのは、私の周りの遊びの時間や、楽しそうな笑い声をうらやましく思う事だけでした。
私のプロとしての生活には休みがありませんでした。
けれど、日曜日にはパイオニアリングに行っていました。これは、「エホバの証人」の布教活動の事です。
そして私はそこで、他の人たちの、子供時代の魔法のような時を見る事ができました。
その頃私はすでに有名人でしたから、大きなスーツを着たり、かつらを被ったり、付けひげをしたり、目がねをかけたり、変装しました。そして、南カリフォルニア近郊を、ドアからドアへ各家を訪問したり、ショッピングモールを訪れたりして、「ものみの塔」という雑誌を配っていました。
私は近郊の普通の家に足を踏み入れ、毛足の長いラグの上で子供達がモノポリーをしたり、Z-Boy(11)のアームチェアーにおばあさんや赤ちゃんが座ったりしているのを見るのが大好きでした。
それらはすべて、毎日の生活の星の煌めきのような場面で、普通で、すばらしいものでした。
そのような事はそんなに大した事ではないのに、と皆さんは思われるでしょう。
でも、私はそれらの事に魅了されるのです。
「Before He Was King」 Todd Gray
私には子供時代がないという感覚は、私固有のものだと思ってきました。
このような感覚は、本当に一握りの人とだけ分かち合えるものだと信じていました。
最近、私は1930年から40年にかけての偉大な子役スターだったシャーリー・テンプル・ブラックと出会う事がありました。
その時、最初、私達はお互い何も話しませんでした。
そして、その後、私達はただお互いに涙を流しました。
これまで、私の親しい友人であるエリザベス・テーラーや、マコーレ・カルキンとしか分かち合えなかった痛みを、彼女と分かち合う事ができたからです。
ただ、私の講演の最初の重要なポイントを知っていただきたいのです。
それは、子供時代の不在に苦しむのはハリウッドの子役スター達だけではないということです。
今日、それは、世界的な不幸、地球規模の崩壊となっています。
子供達は近代的生活の大きな被害者となってきています。
私達は、私達の回りすべてで、本来子供がそうあるべき楽しみを持たなかったり、正義に反したり、自由が許されなかったりする子供達がどれほどいるのかを調べています。
子供達は確実により早く成長することを強いられています。
まるでそれは、子供時代がとても辛く、耐え難く、できるだけ早く通り過ぎてしまいたい時期であるかのようです。
このことについては、私は間違いなく世界の専門家の1人といえるでしょう。
私達は、親と子の約束の終わりを明らかににした世代です。
(訳 安國麻衣)
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