展覧会のお知らせ

<展覧会のお知らせ>

Galerrie SATELLITE
2019年1月15日-28日

2015年1月26日月曜日

さまよえるオランダ人_ゼンタ

一幕での女声聴きたい感に答えるように、2幕目は女子女子
女子がガールズトークに花を咲かせながら、糸まきまきしています。
この歌、なかなかかわいらしい。



ですが、不思議系女子ゼンタは、「そんなちゃらい歌、歌ってんじゃないわよ」と糸車をぐるんっぐるんっ回して怒っています。
そして、全くちゃらくない「ゼンタのバラード」を歌い始めます。

私が「さまよえるオランダ人」を見たいと思った一つの理由は、SOLTIのCDで聴いた時、この「ゼンタのバラード」が好きだったからなんです。
でもその時は、内容もタイトルもよくわかっていませんでした。
実は、この歌ゼンタが心を奪われている、未だ見ぬオランダ人の呪われた運命を歌ったものだったんですね。

ゼンタ役のリカルダ・メルベートさん、すばらしい歌唱で大満足
メールベートさん、お美しく存在感も抜群なのですが、ちょっと存在感在りすぎるのか、泣き崩れて床に倒れこんだりすると、4階席までどどんっと音が・・
結構そういう場面が多いので、笑いそうになるけど、我慢、我慢。



第3幕は、ゼンタがオランダ人への永遠の愛を誓いオランダ人も昇天できるという場面。
ゼンタに思いを寄せるエリックは引き留めようとします。

エリック「僕の事好きだって言ってくれたじゃない」
ゼンタ「そんな事いつ言った?言うわけないじゃない」
と、一蹴されてしまう訳ですが・・
うーん、私が見ているかぎり、ゼンタそんな感じの事言ってたような気がするんですけどね。
まあ、不思議系女子を好きになったエリックさん しょうがないかな。

最後はゼンタが海に身を投げオランダ人への愛を示し、オランダ人も死を迎える事ができる。(幕)
ブラボー!
舞台を観る前、この最後、もしかしてバブル期の結婚式みたいな演出になるのでは?と心配していましたが、全く無駄のない演出で、良かったです。

オペラって敷居が高いと思ってましたが、実際に観るととっても楽しい。
ちゃんと歌っている内容の字幕も出ますので、物語の流れや、登場人物の心情も楽しめます。
音を楽しめて、視覚も楽しめて、退屈している暇がありません。
それにしても、どれ程の芸術家がこの舞台に関わっているのかと考えると、やはり、とても贅沢な芸術ではありますよね。

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